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評価:
松雪泰子,李相日,豊川悦司,蒼井優,山崎静代,岸部一徳,富司純子
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なんで福島にハワイアンセンターを作ったのかなぁ?
と漠然と思っていた謎が解けた上、
1970年代にこれだけの事業を起こすことの大変さ、
時代や景気に否応無く翻弄され、適応して行かなければならない辛さを白黒で、
そして、フラガールという明るい未来に向かっていく希望を
きらびやかなカラーで表現している。
“炭鉱の町とフラダンス”
まったく違ったカラーが混じる様子は希望に満ち溢れていながらも切ない。
そして、コレ↓。
コレも泣けました・・・。
原作を読んで感動し、
どんな映画になったのか・・・と観て見ました。
いろいろと原作から省いている部分もあったり
原作では音楽を目指しているが映画ではお笑いだったりして
どうなるのか?と思って見始めましたが素晴らしかった。
出演陣の演技がとても良くて原作の素晴らしさをきちんと伝えていた。
玉山鉄二の最後の表情が胸を打ち、揺す振られ、涙が止まらなかった。
お笑いにすることによってくさくならず、泣き笑いのようになってよかったのかも、、、
“血が繋がってるんだからしょうがない。”
切ってしまいたい縁があっても
そう言わざるを得ない縁で数々の苦労をしてしまう辛さは少し分かる私です。
私事だけれども、できることならば山田孝之が送ったの最後の手紙のように
相手には切なく辛いことかもしれないけれど
今までのことを父に伝えて父に聞いてもらいたかった。
死んじゃったら頭を下げることも出来ないじゃない・・・
私にとっては思い入れもあり、涙なくしては見れない作品です。